車内に取り残された子供を検知する装置です。真夏日、車内に子供が放置されたというニュースがよく流れます。放置してしまった理由は、「忘れていた」であることが多いです。このような忘れていた話を無くすために、子供が車内に残されていることを親に知らせれば良いのではないかと思い作りました。
チャイルドサーチは、(A)「35℃以上の室温」と、(B)「二酸化炭素濃度の上昇」の両方をセンサーが検知した場合、子供が車内にいるという判断をします。言い換えると、どちらか一方を満たしていない場合、チャイルドサーチは子供がいる判定しません。
例えば、(A)を満たしているけど(B)を満たしていない場合、それは、人がいない車の室温が35℃以上あるだけなので反応しません。一方、(B)を満たしているけど(A)を満たしていない場合、車内に人はいるが、危険な状態ではないと言えます。また、(A)と(B)を満たしていても、子供ではなく大人がいる可能性があるのではないか、思うかもしれませんが、大人の方が35℃以上の車内に長時間居続けると考えるの不自然だと思います。車内が暑くなれば空調を使ったり、車から出たりすると思います。一方、子供はそのようなことができません。このような観点から、(A)と(B)を満たす時、子供が車内に1人でいて、かつ、危険な状態であると判断します。チャイルドサーチがそれを判断した時、離れている受信機に信号を送り、その信号をキャッチした圧電スピーカーが鳴ります。通信はBluetoothです。
(動画では二酸化炭素の上昇を30秒で検知しています。圧電スピーカの音量は小さいですが鳴っています。)
情報工学科学生
ボタンを押すだけで、とてもお手軽に家族とコミュニケーションを取ることができるボックスです。リビングにいる家族に何かを伝えたいけど、わざわざ階段を降りたくない!かと言って、LINEを使うほどのことでもない!という場面を想定して制作しました。
現在ではコロナ禍により、リモートで仕事や授業に参加する方が増えたかと思います。自分もその1人であり、少し前と比べると自宅からオンライン会議に参加することが非常に増えました。そこで、困ってくるのが家族とのやりとりです。「オンライン会議やるから少し静かにして欲しい」ことや、「ちょっと部屋にきて欲しい」ということをスマホ無しで伝えられたら便利だと思ったのがきっかけでした。
ボックスには3色のボタンが付いており、それぞれのボタンで伝えたいことを1つ表しています。例えば、青色のボタンはオンライン会議中であることを表しています。会議が始まるタイミングでボックスの青いボタンを押すと、リビングなどに置かれているもう一方のボックスではオンライン会議中だという旗が立ち上がり、通知オンを鳴らします。会議が終了した際は、もう一度青いボタンを押すことで相手側の側を下ろします。
旗にはお好みのデザインのものを付け替えることが可能なので、使い方はとても幅広いと思います。
情報工学科学生
電気機械工学科学生